埼玉県八潮市にあります泉木鍼灸整体院(せんぼくしんきゅうせいたいいん)です。
今回は東洋医学的に冷え性についてお話します。
東洋医学では「冷え性(冷え)」は 身体のバランスの乱れによって熱(陽気)が不足したり、巡りが悪くなったりする状態 と考えます。
現代医学の「末端の血行不良」より、もう少し広い視点で身体全体を捉えるのが特徴です。
🌿 東洋医学での「冷え性」の考え方
① 気(エネルギー)の不足:気虚(ききょ)
気が不足すると、体を温める力が弱くなり冷えやすくなります。
- 疲れやすい
- 息切れ
- 風邪をひきやすい
- 寒さで症状が悪化する
→ 体を動かすエネルギー不足で火力が弱い状態
② 血の不足:血虚(けっきょ)
血が足りないと、手足の末端まで熱が届けられません。
- めまい・立ちくらみ
- 乾燥、爪が割れやすい
- 不眠
- 生理のトラブル
→ 暖房はあるのに、血(お湯)を運ぶパイプの量が足りないイメージ
③ 血の巡りの悪さ:瘀血(おけつ)
血が滞ることで、温かさがうまく流れません。
- 冷えと肩こり・頭痛
- しびれ
- 固いコリ
- 生理痛が強い
→ 温かい血が流れずに停滞している状態
④ 陽気の不足:陽虚(ようきょ)
身体を温める根本的な力(陽)が不足している状態。
- 下半身が特に冷える
- むくみ
- 便がゆるい
- 朝起きられない
→ 体全体の“温める力”が弱く、冷えが深刻なタイプ
⑤ 水の巡りの悪さ:水滞(すいたい)
体内の水分代謝が悪く、冷えが強くなるタイプ。
- むくみやすい
- 胃のチャプチャプ感
- 天気や湿気で不調
→ 体が“水っぽい冷たさ”を抱えている
🌱 東洋医学での改善の方向性
症状タイプによってアプローチが変わります。
● 気虚タイプ
→ 温かい食事、軽い運動、胃腸をいたわる
● 血虚タイプ
→ 栄養補給、睡眠、補血の食材
● 瘀血タイプ
→ ストレッチ、巡りを改善する食材
● 陽虚タイプ
→ 体を温める生活習慣(冷飲を避ける、温める食材)
● 水滞タイプ
→ 水分代謝を上げる、適度な発汗
泉木鍼灸整体院
住所
埼玉県八潮市木曽根1306‐1
営業時間
13:00~26:00(最終受付25:00) 深夜まで営業しております。
日中お仕事や家事育児でお忙しい方にも来ていただきたいと思っております。

